掲載にあたって
この伝記"Swedenborg Epic" は、アルカナ出版からも別の訳で将来刊行を計画しており、翻訳も進行中です。鈴木泰之訳はその計画以前から翻訳がすすめられ、すでに完了しておりましたが、アルカナ出版で翻訳出版の権利を取得しているとのことで公開を見合わせていました。しかし、アルカナ出版のご好意により、鈴木泰之訳を先行してあおい出版から刊行することに対して理解と承認をいただきました。ここに感謝の思いを表すとともに、お知らせいたします。 (サイト管理者)
| 訳者より |
スヴェーデンボリ伝記の決定版ともいえるシグステッド女史による『叙事詩』は伝記とはいえ,本邦未訳の著作(特に科学・哲学著作)や手紙類からもふんだんに引用してあるので,読み応えのあるものとなっています。本書からスヴェーデンボリについてまだ知られていない多くのこと(政治への貢献,教えに対しドイツやオランダでどのような反響があったか,など)がわかると思います。
柳瀬氏が「著者」を名乗っている静思社版の『スエデンボルグの生涯と思想』は,本書の抄訳に柳瀬氏独自の記事(同書の「永遠の世界の中で」と「黙示録の二人の証人」の部分)を加えたものです。同書には,いろいろと興味深い箇所が省略されています。また,779にも及ぶ「原注」も省略されています。
ここで多少煩わしくもありますが,「原注」など,もれなく掲載することにしました(しかし,入手しがたい資料は「参照文献省略」としました。それでもターフェルの『スヴェーデンボリに関わる文書』は例外です)。